コラム

2025.07.12

子どもの歯が溶けはじめる!?「脱灰」ってなあに?

子どもの歯をむし歯から守るために、親として知っておきたいキーワードのひとつが「脱灰(だっかい)」です。

むし歯は、酸によって歯の表面がじわじわと溶かされる現象から始まります。そしてその第一歩が「脱灰」なのです。

むし歯のはじまりは“目に見えないレベル”で起きている

私たちの口の中には、常にたくさんの細菌がすんでいます。その中でもむし歯の原因になるのが「ミュータンス菌」などの“むし歯菌”です。食事をすると、特に糖分(砂糖やデンプンなど)をエサにして細菌が「酸」を作り出します。この酸が歯の表面(エナメル質)を少しずつ溶かしていく…それが「脱灰」です。

脱灰では、歯の主成分であるカルシウムやリン酸が歯から抜け出してしまいます。一見すると歯に穴は空いていなくても、内部ではすでに歯の密度がスカスカになり始めています。

子どもの歯は、大人の歯よりも脱灰しやすい

子どもの乳歯や、生えたての永久歯は、大人の歯と比べてエナメル質が薄く、酸に弱いのが特徴です。そのため、脱灰は大人よりも早く進行し、あっという間にむし歯へと進んでしまうことがあります。
「白っぽく濁った部分がある」「歯の溝がザラついてきた」などの小さな変化が、脱灰のサインかもしれません。気づかずに放置してしまうと、再石灰化のチャンスを逃し、やがてむし歯となってしまいます。

「再石灰化」の力を引き出すには?

幸いなことに、私たちの口の中には「だ液」による修復作用があります。だ液にはカルシウムやリン酸が含まれており、脱灰で失われたミネラルを補ってくれるのです。これが「再石灰化(さいせっかいか)」と呼ばれる、歯の自然修復メカニズムです。

ただし、この再石灰化が間に合わないほど頻繁に脱灰が起こってしまうと、むし歯に進行してしまいます。では、どうすれば脱灰を防ぎ、再石灰化をサポートできるのでしょうか?

脱灰から歯を守るために、家庭でできる3つの習慣

① 間食のタイミングを見直す

おやつやジュースを「だらだら」と長時間食べ続けると、口の中が酸性の状態に保たれてしまい、脱灰が進行します。おやつの時間を決めて、食べたあとは口をゆすぐなど、時間とメリハリを意識することが大切です。

② フッ素の活用

フッ素には、歯の表面を酸に強くするだけでなく、再石灰化を促す働きがあります。フッ素配合の歯みがき粉の使用や、歯科医院での定期的なフッ素塗布を取り入れましょう。

③ 仕上げみがきを習慣にする

子ども自身ではまだ磨き残しが多くなりがちです。特に歯と歯の間や奥歯の溝は、むし歯のリスクが高い部分。毎日の仕上げみがきでしっかりチェックしてあげましょう。

脱灰を防ぐことは、未来の笑顔を守ること

脱灰はむし歯の始まりであると同時に、「まだ間に合う」サインでもあります。正しい知識と日々のケアで、お子さんの歯を守ることができます。歯科医院での定期的なチェックやフッ素塗布、そして毎日のちょっとした習慣が、お子さんの健やかな成長と笑顔を支えてくれます。ぜひ今日から、脱灰を意識した“予防のケア”を始めてみてください。

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